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森原ヘキイ
小説家志望
2020年から本格的に創作活動を始め、現在までに長編現代ファンタジー3作を含めた計約30万字を執筆。

今はとにかくインプット重視のため、あらゆる分野の書籍や映画に触れて新しい知識を増やすことを最優先にしています。その過程で得た「発見」を自分なりに変換して、文章やレビューなどで皆さんに楽しく「発信」できたらうれしいです。
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おこもり奇譚(長編小説 / 現代ファンタジー)

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人間の友達がいないのは狐守の家系だからだと、筒井数(つつい・かず)は思っている。今日も今日とて、いつの間にか水筒から逃げ出していたキツネ――キューちゃんを探して、学校中を駆け回る日々だ。
1年5組の変人。周りからは、そう揶揄されて嗤われてもいる。
在里颯真(ありさと・そうま)という、別クラスの爽やかイケメンを除いて。

有名な観光地である岡山県倉敷美観地区の古民家カフェ『狐し庵(こしあん)』でアルバイトをしていることにも、狐守という事情が絡む。

ここの従業員は、全員もれなく人の姿になれる不思議なキツネたちだ。特殊な境遇に不満を抱えている数だが、彼らと過ごす滑稽な日常を、なんだかんだ楽しんでいる自分がいることも知っている。

そんなある日、狐の父と人間の母をもつ少女ユキ「おかあさんのにおいがする!」とキューちゃんに飛びついたから、さあ大変!


なぜ百年以上も前に亡くなっているはずのユキの母親に、キューちゃんが関係してくるのか。

混乱する数だったが、母親に会いたいという願いをどうしても口に出せないユキを見て、思わず今までの人生で一度もしたことがない提案をしてしまう。


ユキと母親の接触を全力で阻もうとする父親――天狐のシキの不在期間は、わずか2日。

その間に、数とユキと、ついでにキューちゃんは、ユキの母親を探し出すことができるのか!?

現代ファンタジー  カフェ  あやかし  異能力  バトル  生まれ変わり

90809  20201223
エブリスタ「特集 東邦幻想奇譚」掲載

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