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森原ヘキイ
小説家志望
2020年から本格的に創作活動を始め、現在までに長編現代ファンタジー3作を含めた計約30万字を執筆。

今はとにかくインプット重視のため、あらゆる分野の書籍や映画に触れて新しい知識を増やすことを最優先にしています。その過程で得た「発見」を自分なりに変換して、文章やレビューなどで皆さんに楽しく「発信」できたらうれしいです。
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【アニメレビュー】泣きっぱなしの合従軍編を全力でオススメしたいので『キングダム』について語ってみた。

漫画やアニメにあまり興味がない人に対して、私は常々こう言い続けていました。

『HUNTER×HUNTER』のキメラアント編だけは見て!

そして最近になって、次の一文が新しく追加されることになります。

お願いだから『キングダム』の合従軍編も見て!!

『HUNTER×HUNTER』といえば、もはや説明不要の超大人気漫画。中でもキメラアント編はファンの間でも作中最高傑作と名高く、新アニメの出来の良さも相まって私も大号泣してしまいました。

そんな『HUNTER×HUNTER』キメラアント編と同じくらい、絶対に見てほしいと思ったストーリー。

『キングダム』の第3シリーズ、合従軍編。

2022年最後の月に出会ったその彗星は、私の心に大きな大きなクレーターを残していきました。

もくじ

視聴のきっかけは、ある歴史番組

『キングダム』は、週刊ヤングジャンプにて2006年1月より連載中の原泰久先生による大人気漫画です。中国の春秋戦国時代を舞台にしたこの作品は、アニメ化だけでなく、山﨑賢人さんや吉沢亮さん出演で実写映画化もされているので、名前だけでも耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

私も長い間そのうちの一人でしたが、とある番組をきっかけとして『キングダム』デビューを果たすことになります。

それは『コテンラジオ』という歴史のおもしろさを伝えるポッドキャストの番組です(YouTubeでも見られます)

歴史のプロフェッショナルによる斬新な切り口のわかりやすい語りを、自称歴史弱者がさらに嚙み砕いてまとめてくれるので、歴史が苦手という方でもめちゃくちゃ楽しめること間違いなしなんですが、そこで出会った第20回。

その名もズバリ『キングダムSP 秦の始皇帝 ―「キングダム」を10倍楽しむ為の予備知識』という回で、興味深い言葉を次々と耳にすることになります。

死ぬほど好きな時代。
アジアの中でも一番おもしろい時代。
あれほどおもしろい時代は他にない。
全世界史を通して一番好きな時代。

【引用元】YouTube『キングダムSP 秦の始皇帝 ―「キングダム」を10倍楽しむ為の予備知識【COTEN RADIO #20】』

すさまじく尖った天才・変態たちがしのぎを削りあい、もっと変態が残る時代。
常識では考えられないような人たちがたくさん出た時代。

【引用元】YouTube『キングダムSP 秦の始皇帝 ―「キングダム」を10倍楽しむ為の予備知識【COTEN RADIO #20】』

小説家志望として、とにかく作品を執筆するために必要な知識をがむしゃらに得ようとしていた私は、それを聞いてこう思います。

この時代の中国は絶対に抑えておかなきゃダメだ!!

その流れですぐにAmazonプライム・ビデオを検索して1話を見始めた結果――10日ほどで第4シリーズ(129話)まで一気に視聴してしまうという、自分でも驚くようなハマり方をしてしまいました。

30日間の無料体験中に余裕で見られます /

ジェットコースターもびっくりの急展開

アニメ『キングダム』は2023年1月現在で第4シリーズまでの放送を終えています。

シリーズ初回放送日
12012年6月4日~2013年2月25日
22013年6月8日~2014年3月2日
32020年4月6日~10月18日
42022年4月10日~10月2日
52024年1月~ 放送決定!!

私が特に推している合従軍編は第3シリーズですが、もちろんそこに至るまでのストーリーにも、そこを乗り越えてからのストーリーにだって見どころはたっぷり。秦の始皇帝の中華統一という史実をベースに、エンタメとして絶妙にアレンジされた魅力的な登場人物たちが、ときに戦場で、ときに宮中で、ときに自分自身と戦う展開が最高にワクワクします。

あくまで秦の始皇帝の話なので、史実に則ってストーリーが進むのなら、主人公が所属する『秦』という国が滅びることはないはず。けれど! それでも! そんなことはお構いなしとばかりに! まったく先の見えない絶望的な状況に簡単に叩き落されてしまうので、見ているこちらは気が休まる暇がありません。

やがてわずかに差し込んだ希望の光を大きな勝機に変えて、何度も何度も立ち上がり、這い上がっていく主人公たち。そのジェットコースターのような息もつかせぬ展開の連続には、アドレナリンも大忙しです。

歴史書にも一文でしか書かれていないような戦の様相を、とんでもなくドラマチックに描いてしまうんだから本当にすごい! 憧れる!!

知れば知るほど好きになる登場人物たち

そしてそして、何と言っても登場人物です。なぜか『キングダム』のことを、ずっと「イロモノ武将たちによる個性の強すぎる異能力バトルもの」だと思い込んでいた昔の私。

きっとずっと昔に見た『アメトーーク』の「キングダム芸人」の印象が強かったせい!

でも何を隠そう、ビジュアル的にそのイロモノの筆頭だと思われた唇将軍こと王騎将軍が、ほんっとうにほんっとうに最高だったんです!!!! いや、こんなのみんな大好きでしょ! 私も最初っから好きでしたよ、わかってましたよ!!

この人の魅力は一言ではとても語り尽くせないので、ぜひぜひ本編で確認してほしいです。キャラクターの人気事情などは全く把握してないんですが、彼が『キングダム』を象徴するキャラであることは間違いありません。

このフィギュア欲しすぎる!!

ほかにもすごいキャラクターがたくさん出てくるんですが、私はその中でも特に桓騎という武将に注目しています。 元盗賊という経歴もあって、本当に主人公陣営なのかというくらい極悪非道な戦い方をする人物。なので、私も最初の印象はそんなによくありませんでした。

でもそのトリッキーな戦術と大胆不敵な行動力は、やっぱりどうしたって魅力的に映ってしまう。敵に回したら心底おそろしいけど、味方だからめちゃくちゃ頼もしい。気に入らないはずなのに、どうしようもなく気になる。

なにこれくやしい……!

こういうキャラって他の作品だと、どこかで心変わりをしたり、ふとした優しさを見せることがあるじゃないですか。でも桓騎にはそれがない。少なくとも表には出さないよう描かれていたと思うし、私には気づけませんでした。あくまでも、桓騎は桓騎。平気で首を狩るし、平然と火をつける。

それでも魅了されてしまうこの気持ちを、一体どんな言葉で表わせばいいのか。悩んでいた私ですが、合従軍編でとある老将が桓騎を表した台詞が心の中にすとーーーーんと落ちてきました。

なるほど、そういうことだったのか! 私は桓騎のそういう部分に惹かれていたのか!

ここで多くは語りません。このシーンは涙なしでは見られない『キングダム』でも屈指の名場面だと思いますので、あなたご自身の目で見届けていただきたいです。

第5シリーズでも大活躍しそうな予感!

アニメ「だからこそ」の魅力をぜひ!

ずらずらと語ってしまいましたが、百聞は一見に如かず。まだ『キングダム』を見たことがないという方は、漫画はもちろんですが、ぜひぜひアニメでもご覧いただきたいです。

正直に言うと、第1シリーズの最初はCGの不自然なカクカク具合が気になりました……!

でもご安心を! 作画はどんどんよくなります!! 私がオススメする第3シリーズにもなると、もうこんなカンジ!!

(以下に1分ほどのアニメ公式PVリンクを貼っておきます。合従軍編の冒頭やあらまし・登場人物のネタバレが含まれますが「それでもオッケー!」という方はぜひクリックしてみてください)

作画を理由に序盤でリタイアしなくてよかったと、今では心の底から思います……

そして何よりも、声の力がすごい。
主人公・信の声は『BLEACH』の主人公でおなじみの森田成一さんだし、相棒の漂と政の声は『コードギアス』のルルーシュを務めた福山潤さんという超豪華仕様。その安定感のありすぎる配置を見て、最初は「こういう作品って登場人物も多そうだから、メインキャラに新人さんとか置いたりしないのかな?」と、何となく不思議に思っていました。

けれど話が進むにつれて、その理由がなんとなくわかったような気がします。

それは「檄」という、武将が戦の前に兵たちを鼓舞するための呼びかけにありました。『キングダム』は国同士の大人数での戦が多いので、何千・何万という数の兵を相手に武将たちが大声を張り上げるんですが、これが最っっっ高に盛り上がるんですよね。

迫力のある声が、ダイレクトに魂を震わせる。「この武将と一緒なら死地でだって戦えるぞ!!」と、画面越しにいるこちらにまで思わせてしまうほどの圧倒的な声の力。声優さんは本当に偉大だと、改めて心の底から実感しました。

まさにアニメならではの、アニメでしか味わえない感動を載せた最強のストーリーを、ぜひあなたにも体験していただきたいです。

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本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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